番組内でお話した
ブレスレット
「あんた何ヶ月も前から来てくれるやろ。
そんな女の子少ないからさぁ、
これ、おもちゃだけど、貰って」
と、
陸前高田の、
今は仮設住宅にお住まいの方から頂きました。
「あんた、ピンク好きでしょ」
と。
避難所にいるとき
支援物資でブレスレットをいくつか貰い、
その後、お守りのように、身につけていたそうで
頂いたのは
その内の一つです。
このおばちゃま
「津波に遭ってもタバコは止められないよぅ」と
笑顔でハイライトをすぱすぱ吸い
いつも、粋な髪型で
「チャキチャキ」とゆう言葉が似合う
かっこいい女性。
一見怖そうで
はじめはゆっくりお話出来なかったのですが
3度目位にお会いした時に
津波の際のお話を聞かせていただきました。
家も、家族も、友人も、
たくさんの大切なものが流れていくのを
ただ、見ているだけしかできなかった、と。
涙を流して
でも、笑って
「これからどうやって償おうかね」
と。
お話を聞かせていただいたこと
大切なものを、分けていただいたこと
ピンクが好きだ、と
覚えていてくれたこと
宝物です。
どんなご利益のあるお守りよりも
最強のお守りです。
決して近くはない被災地に何度も足を運ぶ、
私の原動力は
阪神大震災の時の恩返し、
今はそれを超えて
孤独死と自殺を
なんとしても防ぎたい、
とゆう思い。
本当に防げたのかどうか、なんて
結果は見えない。
「偽善者」
「いつまでやってるの?」
とゆうメールを頂いたこともあります。
「家族失って生きる気力なくした人は
自殺させてあげた方が支援なんじゃない?」
とゆう意見もいただきました。
そうゆう意見もあるんだ…
考え方は様々だと分かっているのに
いちいち傷付いていた時期もあり
なかなか活動内容などをblogに載せられなかったのですが
やはり、
私は3月に決めたように
覚悟と肝を据えて
これからも支援活動をしていきます。
どうか、見守ってください。
ただ
引き際はちゃんと見極めなきゃ、
とは思う。
いつまでも、支援は出来ないし
してはいけない。
いつかは、
今「被災者」と言われる方々が、
出会ったボランティアさんのことを忘れてしまう
そうなった時がはじめて
心から復興できた時だと思います。
豪雨など、新たな災害も起きています。
大地震が、また起きるかもしれない。
明日が、今日よりも
ほんの少しでも
助け合いの心に溢れた日本、世界になりますように。
最後まで読んでくれたあなたからも
優しさの最初の一歩を。
隣にいる人に笑顔を。