榎ありさの独り言だけど聞いてPart3

シンガーソングライター、司会、ヨガインストラクターの榎ありさのなんか色々♪

真実ではない報道について

先週土曜日の夜

NHKで、岩手のボランティアセンター

遠野まごころネット」についての特集が組まれ

報道されました。

率直にゆうと・・・

真実でない報道が全国に流れ

ボラセンのスタッフさん達は困惑しています。

現場に出るスタッフ達にも

影響してきます。

報道では

ボランティアの数が激減し

支援物資の仕分けが間に合っていない

とゆうナレーションと共に

山積みの物資

(実際は角度を変えるとほんの少ししかないのです。)

の映像が映されています。

その報道を観た被災者の方々から

「人手が足りていないなら

取りに行くから、(物資)分けて」

とゆう問い合わせが来ています。

現場でも

「遠野ボランティアセンターから来た」

と言うと

「物資余ってるなら持ってきて」

と言われる現場もあります。

正確にお伝えすると

ボランティアの数は激減していますが

物資は余っていません。

人手が足りていないから

物資が届かないのではなく

物資が足りていないから

届かないのです。

また、

ボランティアさんの数が減っているのは事実ですが

必要なニーズも減ってきています。

もう、

物資をばらまく支援の段階でもありません。

もちろん

独居老人のお宅など

物資が必要な場所にはお届けしますが

これから必要なのは

働く場所」「稼ぐ場所

です。

今日の会議でも

仮設住宅にバスが通っていないので

明るいうちに帰りたいが

ちょうどいい時間の仕事はない」など

一見わがままに聞こえるかもしれないけれど

山奥仮設住宅にお住まいの方にとっては深刻な

雇用の課題も出てきています。

また、

そのNHKを観た民放局の某番組(有名な番組です)から

「物資が足りていない」

とゆう趣旨の特集を組みたい

そんな連絡もきたそうです。

初めに

ストーリーありき、ですか。。。

の方針が定まらないから

撤去されずに残されている

3階まで津波に襲われた公共の建物

(市内の民間の建物は、

ほぼ撤去されています。)

アスベストなどをまき散らしている

瓦礫の山

大通りから徒歩20分、

街灯もない山道を登っていかなきゃならない

熊も出る、危険な仮設住宅

報道に取り上げてほしい問題は

たくさんあります。

帰京後

可能な分だけ写真掲載します。

真実だけが報道されるのではないことは

どの国でも同じなのでしょうが。。。

どうか、

報道を鵜呑みにすることのないように

切にお願いします。

もちろん

個人のブログがすべて正しいとも思いません。

ただ、

事実」を事実として

伝えたいと思います。

NHKには

まごころネットから訂正するように

申し入れる予定だそうですが

どうなることやら・・・。