榎ありさの独り言だけど聞いてPart3

シンガーソングライター、司会、ヨガインストラクターの榎ありさのなんか色々♪

記憶

この時期になると

やっと消えそうになっていた記憶が

まさに走馬灯のように蘇る。

燃えてるお友達の家を見ながら食べたソーセージとか

商品が何もないコンビニとか

ガスの臭いとか

お水の重さとか

ただただ冷静に

遺体を並べてる人の顔とか

大好きだった

震災前の阪急三宮の駅ビルとか

確かに昨日まで生活していた街が

瓦礫ガレキ瓦礫と灰になってしまったこととか

もう一生笑えない、って思ったこととか。

いつまでも昔の記憶をって

笑う人もおるやろうけど

まだダメみたい。

特にこの時間は

空気の振動にまで敏感になる。

揺れがくる、少し前の

キーンとした高周波のような

いや、聴こえないくらいの低音のような

振動、

静か過ぎる空気

揺れてる時よりも

お腹の奥で怖かった。

16年、か…。