あれはそう、
たしか2月の伊豆で
姫様、運命的な出会いを
したのです。
愛しのお方の、そのお名前は
「紅ほっぺ」
赤く艶やかなお顔
どこからかじっても
甘く滴り落ちる
ピンクの果汁
初めて口にしたその日から
姫様、紅ほっぺ様の
虜なのでございます。
あの日以来
つらいことがあると
両手を高く突き上げ
「変身っ
と叫び、
お風呂に入ると口ずさむ
♪「紅ほっぺの気持ちを知ってるかい?♪あっそぉれ♪」
紅ほっぺの歌
作詞作曲:姫様
それほど、
おしたい申しておりますの。
あぁ
もう来年まで、
会うことはできないのねEE:AE4E6
と、諦めていたその時
某ケーキ屋さんで
再び出会ってしまったのですEE:AE4D4
こんなところで
出会うなんて
いただくしかないでございます。
周りはカップルだらけですが
愛しの紅ほっぺ様を前にして
日曜の繁華街の喫茶店なんて
こわくないこわくない。
おひとりさま、
どうどうご入店です。
あぁ
やっと再会できたそのお姿は
ハート型にカットされ
それはそれはお上品に
ケーキの上に乗っておりました。
あぁ
口にするのが惜しい……
などとも思わず
大口でパクっ
・・・・・
……………美味しくなかったEE:AE473
高級チョコと
組み合わせたらしいが……………
なんざんしょ
このおげひんなあまさは……
ケーキとパンと靴が命の
神戸魂が
燃え盛りました。
が、
発散することもかなわず
すごすご退散。
高級すぎて
姫には、分からなかった・・・。
ちょっぴり泥で汚れた
純朴な田舎娘のままで
いてほしかったっ
そんな感じなんです、はいEE:AE4D4
熱く語っておいて
今さらですが、
「紅ほっぺ」とは
イチゴの種類のことざんすEE:AE4D4
2004年くらいに
誕生した、らしいEE:AE4D4
何かと、何か?の交配種ですEE:AE4D4
ほっぺが落ちるほど美味しいから
紅ほっぺなのですpict:symbol4
はぅ……EE:AE4E6
来年、またイチゴ狩りいこっEE:AE4D4