陸前高田☆2013.12.05
BRTで気仙沼から陸前高田に向かうと
右手に海、一本松が見えてきます。
ん??
1ヵ月来ないと
街はどんどん変化していきますが、
このゴッツイのは何??
気仙大橋の近くです。
今の気仙大橋は仮なので
新しい気仙大橋の着工が始まったのかとも思ったのですが
聞くと、
山から市街地や沿岸部へと
土砂を運ぶための
ベルトコンベアを作っている、とのこと。
写真の一本松の左側のコンベアと
繋がるそうです。
2万人の生活があった
陸前高田の市街地
少しづつ、盛り土された土地が増えて
以前の町が埋もれていきます。
あまりの風景に
思わず何もない、、、と呟いてしまったことが
あるのですが、、
道に入り、きちんと見渡せば
災害前のご自宅や商店の場所を示す看板が立っています。
教えて貰わなかったら
気が付けないことが、
たくさんあります。
神戸では、
震災の痕を示す石碑や、慰霊碑が
撤去されたり
いたずら(これを知ったとき、怒りで手が震えた)をされたり、、
とゆうことが起きているそうです。
復興が進む中で
震災を知らない世代は、当然どんどん増えていきます。
消える記憶も、あります。
何をどうしたら、、ともどかしく思いながらも
出来ることを続けるしか
ないのかな。
真っ暗だけど
街の灯りが増えてきました。
再建したキャピタルホテルが
光光と、眩しいくらいです。
いつか泊まりたいなぁ。
津波の高さを教えてくれる物も
減ってきました。
看板の「セルフ」の文字まで
波がきました。
でもね、
それが撮りたかったのではなく
心が震えたのは
電線に止まっているたくさんの鳥達。
ここにもちゃんと
たくさんの命があって
街を見守ってくれているんだな、と
心が少し温かくなります。