私ひとりが怒っても
仕方ないのだけど…
今回の
水の買い占めには
本当に腹がたつ。
そもそも、
いつか必ず大地震がくる
と言われている東京で
家庭で水の備蓄、
してなかったの?
しかも
私が見る限りでは
買い占めてるのは
だいたいが、年輩の方…。
家に小さなお孫さんがいるのかもしれないけど…
多分、違うよね。
同じく腹がたつのが
自分のお仕事(たとえば音楽とかスポーツとか)を
「被災地のために
一生懸命○○します」と言ってる方。
震災があろうとなかろうと
スポーツや音楽や
その人の仕事や生活を
一生懸命やるのは
人として
当たり前のことなんよ!
震災のせいにしないでよ!
と
神戸で何度も思ったことを
思い出した。
でも
これは、聞かれたら
そう答えるしかないよな、
と自分が歌う立場になって
ちょっとだけなら分かる。
だけども…
「歌うことで、
被災者に元気を!」
とか
「私の笑顔で勇気を!」
なんて言葉は
口がさけても
言えません。
ブルーシートや
毛布に包まれた遺体
焼け焦げた骨
引き取り手がないまま
瓦礫の中に放置された遺体を
食べる野犬
トイレ掃除を拒否した
ボランティア。
避難所でレイプされた友人
震災後、
鬱で自殺した知人
あぁもう、
報道されない(されたのかな)いろんなこと
嵐のように思い出す。
今も被災地では
そんな地獄にいる人が
たくさんいる。
そんな方々に向かって
「歌で勇気を」
「被災地のために一生懸命…」
なんて。。。。
ここまで書いて
気がついた。
私の中にはまだ、
消化されていない
怒りの感情が
たくさんあるんだ…。
この震災と向き合うことは
私自身と向き合うことなのかもしれない。
今、
心が自分の負の部分に
傾いてる…。
いい話、心あたたまることも
たくさんあったんよ。
先日の、
たんぼのイルカの救出のように。
でも今は
それが思い出せない。
あっ
ボランティアのお姉さんに
口紅(どピンク)もらったこと、
嬉しかったなぁ。
怒りついでに書くと
今の時点で
放射性物質のついた野菜と
輸入物にありがちな
ビッカビカのオレンジについた
残留農薬とでは
どちらが危険なのかな。
放射能で汚染された
今の東京の水コップ一杯と
タバコ一本では
どちらが発癌性高いの?
お水買い占めてる
年輩の方々
自分が育児をしていた時
ささいなことでも
不安にならなかったですか?
小さなことでも
いつも以上のストレスを受けてしまう
ママと乳児に
どうかお水、譲ってあげてください。
コンビニやスーパーの棚に
物が無くても
一年くらい
電車が動かなくても
お風呂に入れなくても
そんなことは
なんてことなかった。(と言えば嘘やけど…)
人はすっごい強い。
被災地の方々は
必ず復活する。
被災地外の人達は
不安に怯えてるだけ。
お水を買い占めて
その不安は消えますか?
散々書いたけど
被災地外で、
自粛されまくってる
イベントとかは、
やっぱり残念やなって思う。
被災地外の方々が
不安を取り除いたり
元気を取り戻すために
音楽もイベントも
花火も!!必要だと思う。
だけど、それらを
「被災者のために」
と言ってしまうから
きっと腹ただしいんやなぁ。
もし震災が起きてなくても
精一杯歌うし、働くし、スポーツもしてるよね。
でもまだ予震おさまらないし
停電も続くので
仕方がないけど
イベント等、開催されはじめたら
私は
「被災地のため」
ではなく
自分のために、
その場所にいる人のために
一生懸命歌って
笑いたいと思う。
だけど
自分のこの闇の部分を
どうにか消化しないと
みんなの前で
まだ歌う勇気がないです…。
歌うきっかけが
阪神大震災だったのなら
やめるきっかけは
この東関東大震災なのかもしれへんなぁ…
あぁ、それにしても…
東京湾の花火
今年中止かぁ(涙)