どれだけ揺れれば
いいんだろうね。
伊東の皆さんは
ずっと緊張が続いていることだと
思います。
どうか
心が壊れないように。
私は明日、明後日と
熱海、伊東で
お仕事です。
20日伊東観光会館での
伊東紅白合戦EE:AE503
明日は
現場でのリハもあるため
イベント延期の案も出ましたが
予定通り開催です。
震度5くらいで…
いや、何かあってからでは遅い…
いろんな意見の中
主催者サイドは
相当に悩んだ結論です。
スケジュールを見た
神戸のお友達数人からは、
何通も
「今は行くの止めときな」
と、メールをくれる。
震災経験者ならではの
心配。
ありがたい。
予知出来ないことで
ビビって行動制限したくはないけれど
本当は怖い。
どこにいたって
何が起きるか分からない。
分かってるけど、
恐怖心は消えない。
地震が怖いのではなくて
「ちょっとの揺れ」で思い出してしまう
自分の記憶が怖い。
でも
私は、出演者として
主催者の決定に従うだけです。
もちろん
強引ではありません。
行くのは自分の意思です。
「今は、
伊東には行きたくない」
とゆう意見も
あって当然。
私も、
無理が出来ない部分なので
もしかしたら
逃げ出しちゃうかもしれない。
地震も火も大きな低音もヘリコプターもトラックも自分の事しか見えてない人間の顔も死に鈍感になる自分も
全部怖い。
歌やダンスで
何かが救えるとは思えない、
そんな感覚になる自分が怖い。
結局のところ
何も出来ない自分が大嫌い。
でもね
起きて、水道ひねって流れる水を見たら
ステージに立って、歌ったら、
全てが救われる気分になれるのです。
生きてることを
許して貰えるような
気分になれるのです。
恐怖心を乗り越えて歌う自分、
に自己満足
なのかもしれない。
うん
そうなんだろう、きっと。
だけど
心の奥は恐怖で固まっていても
与えられた時間は
精一杯歌って、笑って、生きていたい
と思うのです。
生きてるって楽しいよ
って
たくさん伝えたいのです。
全ての人に
無事明日がきますように。
明日も元気に
収録してきます。
どうか、皆さん
災害は防げなくても
被害は減らせます。
各家庭にあった避難準備を。
10年後
「せっかく準備したけどムダになっちゃったね」
それで、いいんです。
大切な人に
「ありがとう」と「愛してる」を。
時間は取り戻せないのです。